ツーリングレポートその4-2

5月1日の出来事 しまなみは雨でした。

主なルート

福山→(県道22)→鞍の浦→(県道47)→(県道22)→千光寺公園→(国道2)→西瀬戸尾道IC→(しまなみ海道)→因島北IC→(一般道)→因島水軍城→(県道366)→因島南IC→(しまなみ海道)→生口島北IC→(国道317)→生口島南IC→(しまなみ海道)→多々羅大橋→大三島IC→(県道21)→大山祇神社→(県道21)→大三島IC→(しまなみ海道)→大島北IC→(国道317)→大島南IC→(しまなみ海道)→今治IC→(国道196)→(国道317)→今治港



愛媛県・上浦多々羅しまなみ公園より



海の向こうに何か見えます・・・鞍の浦より(左・写真1)
鞍の浦の街並みは物静かで良い感じでした(右・写真2)



内海大橋をバックに、といっても見にくい・・・(写真3)


千光寺公園(写真4)


千光寺公園からの景色(写真5)


因島水軍城(写真6)


生樹の門
(写真6)

5月1日

9時30分に宿を出る。
荷物をバイクにくくっているときには雨もなく、ひょっとしてたら天気予報に反して天気がもつのでは!?とささやかな期待もしてはみたが、出発時には普通に雨。やはりこんなもんか・・・。
今日は「晴れ渡る青空の下、のんびりしまなみ海道を走りつつ、途中途中の島々も巡ってみよう」と楽しみにしていた日ではあったが、朝からこんな調子。なおかつ天気予報でも終日雨。止むことすら期待できない天気ときている。
無念です。

ツーリングマップルを昨夜のうちにチェックして、まずは福山からほど近い「鞍の浦」という場所を目指す。海沿いの県道22は、腫れてればさぞ気持ちいいんだろうなーと。
鞍の浦という場所は、想像以上に良い場所でした。建物が古く、町並みも情緒ある感じといいますか。なおかつワタシは坂本龍馬が好きなわけですが、この場所、それなりにゆかりのある場所であるということを、現地でしりました。それだけでも嬉しくなり、街を雨降る中、少々散策。(写真1、2)
鞍の浦を後にし、県道47を走ると、途中で海に架かる橋が見えてきました。「内海大橋」という橋。せっかくなんで、渡ってみたわけですすが、この橋はなんだか知りませんが1本で島を渡さずに、2本目は1本目と角度をつけて目的の場所まで橋を渡していました。なんでだろ。というよりも、意味が伝わりましたでしょうか・・・(写真3)

橋の側にある「道の駅・アリスト沼隈」で休憩中、そこの事務員の人と話をした。
「千光寺公園からの景色って、とてもきれいなようなんですが、今日のこの天気じゃどーにもならんでしょうかね?」と問いかけると「今日は景色は期待しない方がいいでしょうなー」という返答。
凹んだワタシは、「もう今日はとっとと宿に向けて走ったろか」と思いつつ、国道2をしなまみ海道の入り口・尾道大橋を目指す。さて、ここらで昼時となり、せっかくだから「尾道ラーメン」とか食ってみようかと思い立った。道中見つけたお店は時間もちょうど12時過ぎということもあり、人が外まで並んでいる状況。どうせ時間はあるし、尾道の市内の方まで行ってみようと走っていると、尾道では何かお祭り最中。バイクを置いて、商店街の中に入って行くが、人混みがすごいので諦めて、この場は去ろうと思っていると「千光寺公園」の案内が。景色は駄目からもしれないが、ロープウェイだけ登ってみようと、雨の中ロープウェイ入り口へ。そこに見つけた小さなラーメン屋。そこで尾道ラーメン食べました。まあ、普通においしかったっす。後日会社で、広島出身の方にその旨伝えたところ、やはり有名なお店が側だかにあったらしいです。その辺のリサーチ、ほんとゼロなもんで。

千光寺公園(写真4、5)からの景色は、想像以上に良いものでした。そりゃまあ快晴というわけにはいきませんが、上にあがった頃には雨もいったん止み、尾道の街を見渡すことができました。千光寺公園自体も歴史ある寺なようで、鏡岩やら何とか岩やら、珍しい岩がちらほらと。ワタシは結構岩が好きなのです
。景色を諦めていたワタシにとっては想像以上に楽しい時間となり、尾道の持つ雰囲気も手伝ってか、かなり長居してしました。また機会があれば、是非来たいです、尾道は。



千光寺公園内


さて、尾道を後にした頃には雨はすっかり止み、今日の雨も打ち止めかな、と期待をしつつしまなみ海道。まずは因島を回ってみようと因島北ICでいったん高速を降りてみる。
因島水軍城(写真6)に寄り、国道317を走る。道中みかんなどの直売所が非常に目立った。ビタミン補給したいなーと思いつつも、荷物になってしまうしなーと後ろ髪引かれる思いで因島終了。生口島南より再びしまなみ海道へ戻り、瀬戸田PAで多々羅大橋を眺めていると、奈良から車で来たというおじさんに声をかけられた。おじさんは以前バイクに乗っていたがあまり乗る機会もなく手放してしまったということだ。ただ、また乗りたくなっているということで、ツーリングのことをえらい根ほり葉ほり聞いてきた。バイクというのは一度降りてもいつかはまた乗りたくなる乗り物なんだろうなーと思う。ワタシも一度は「もう乗らないだろう」とバイクを手放しつつも、1年後には復活し、W650に乗るようになってからは、多分今までで一番バイクが好きな感じがする。

夕方になり、今いる場所と宿である今治との場所を考えたとき、あんまりもうのんびりと走ってもられないかなと思いつつ、大三島へ入り、もう5時を回っているので、中に入れるかどうかもわからないが、せっかくなので大山祇神社へ寄って見ることにした。ここでワタシはツーリングマップルに書いてある、境内の大クスを見たいと思っていたのだが、境内へ入る手前で「生樹の門」と書いてある看板を発見。「これが噂の樹かな」と思い矢印の指示に従い、境内どころが民家を抜けて進んで行くと、なんだかすごい樹が!この樹ときたら、樹の中を階段貫通してるし。人は全然いないは、薄暗いは、樹は迫力あるはで、正直怖かったです。怖いながらも、せっかくなんで、樹の中を背をかがめて階段を歩いてみました(写真7)。
大山祇神社を出発し、宿へ向かって後は走るべし!と思っていると、またもや雨が・・・。ここまで雨も止み、濡れていたウェアも少しばかり乾いてきて、こりゃいい感じだと思っていたのにも関わらず、最後の最後で、今日一番の本降り。もうイヤ。とにかくもう5時半も過ぎているので、寄り道せずに宿を目指す。
ものすごい雨の中走っていると、タンデム走行しているライダーとすれ違った。ありゃ厳しいなーと思ったりもしたが、ワタシも翌日の夜には彼女と合流する。天気予報では明日以降はしばらく晴れるということもあり良かったと思うが、初めてのロング・タンデムツーリングがこんな天気だと、彼女もバイクがイヤになりそうだなーと心配にもなった。


<5月1日の走行距離・・・247キロ>





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