ツーリングレポートその4-4

5月3日の出来事 やっぱし連休は渋滞。

主なルート

宇多津→(国道11)→(国道319)→金比羅宮→(一般道)→満濃池→(国道32)→(国道311)→(県道32)→かずら橋→(国道32)→(国道439)→見ノ越PA→(国道438)→(国道192)→徳島



祖谷渓の小便小僧



金刀比羅宮(写真1)


満濃池をバックに(写真2)



かずら橋(写真3)


見ノ越PAにて。あまり意味がない写真ですが、何か桜のような
花も残ってました。(写真4)


鯉のぼりの群れ
(写真5)

5月3日

本日より彼女とのタンデムツーリングとなります。
これまで数度、彼女を乗せてのツーリングというのも経験しましたが、今回のように遠方での長距離というのは初めてです。とにかく事故だけは、事故だけには気を付けねばなりません。

余談ではありますが、やはり走ることが多くなるわけで、インカムやっぱし必要でしょう、ということで、本日よりデイトナのインカム利用です。インプレ等は後日グッズのコーナーにて。

まず向かったのは琴平にある「こんぴらさん」。言葉としてはよく耳にしますが、いったい「こんぴらさん」って何だろうと二人ともどもよくわからず目的地へ向かいます。結局のところ「金刀比羅宮」のことを「こんぴらさん」と呼んでいるんだろうか。いまいち正体不明です。
午前中、早々に到着した琴平は、天気もよく暑い。でもそんな中でも結構心地よかったりする。看板に案内されて街の中を進んでいくと、階段にぶちあたりました。どうやらこれを登ると金刀比羅宮というものがあるらしい。ただ、かなりの段数。本宮まで765段。いまいち想像わかないです。どうしたものかと躊躇しているところ側のうどん屋のおばさんから声がかかった。
「バイク停めていっていいから、帰りにうどん食べていって」ということ。なおかつ「せっかく来たんだから登っていけ」とのこと。優柔不断の背中を押され、店で杖を借りて挑むことに。
ちなみに往復90分くらいだそうです。
途中・途中だらだらしつつ、本宮まで到着(写真1)。 なまった体にはいい運動になりました。それにしてもワタシはこのとき「杖」というものの威力を本当に感じた次第です。ただの棒切れなんですけどね。


本宮までの階段は結構急です


下山したころには小腹も空いており、約束通りうどんを食う。これがほんとにうまかった。いわゆる讃岐うどんということになるわけですが、汁がなく、ゆがいだうどんに醤油がかかっている。お店の人いわく、「これが昔からのうどんの食べ方」なんだそうだ。何杯でも食えそうな、そんな勢いでした。

本日のメインは祖谷渓。そこに向かう前に、ツーリングマップルでおすすめスポットになっていた「満濃池」へ立ち寄る(写真2)。どでかい池なわけですが、これは人工の池となると話が違います。よく造ったもんだと感心いたします。

さて、ここから祖谷渓へ向けて出発です。
国道32から311を走り、渓谷へ向かう県道32へ。この辺りから道の状況が一変します。何が一変するかといえば、そりゃもうすごい渋滞です。県道32号は道幅が結構狭いわけで、当然ゴールデン・ウィークの観光シーズン。当たり前の状況なわけですが、辟易するほど車が列をなしてます。渋滞の間隙を縫いスルスルと先に進み、渓谷の象徴(?)小便小僧に到着。それにしてもなぜに小便小僧!?このスポットに限らず、道から見下ろす渓谷は迫力があり、河は青い色をしており、何ともいえずきれいな景色。さらに小便小僧の少し先には、ケーブルカーで下におりて、そこに温泉があるということらしく、そこの混み方はこれまた尋常ではありませんでした。

県道32から少しだけはずれた道の駅「にしいや」で一休み。他にもタンデムでツーリングしている人や、ハーレー軍団など、快晴だったこともあり、今日は非常にバイクも多い。こういうのは嬉しくなります。

県道32号をさらに進むと、次の観光スポットしては「かずら橋」があります。これまたすごい!何がすごいって、やっぱし渋滞がすごい!かずら橋周辺の駐車場はもう満杯。バイクでなければどれだけ先に進むのが大変なことか。そしてかずら橋もやっぱしすごい。怖いです、この橋。隙間とか普通にあるし、吊り橋らしく普通に揺れるし。悪ふざけとか無理です。
かずら橋を渡り、下の川にて小休止。水も冷たくて、平らの岩の上で寝っ転がってる人もいれば、チャプチャプ水で楽しむ子供もおり、非常にのどかな時間でした。ワタシと彼女も裸足になりチャプチャプ。ブーツを履いていたこともあり、冷たい水が心地よく、何だかとてもすっきりした感じ。日差しがしっかりあるので、水から出した足はあっという間に乾きました。

のんびりすごして出発。といっても、もう時間は3時を回り、本日の宿・徳島までの距離と時間を考えると、実は結構遅すぎたりしましたが、後はとにかく走るのみ。ただ、かずら橋を出て少し走ると、川の向こうで「イベントステージ」なるものが建設中でした。ものすごい規模のものを作っており、こんなところにこんなどでかいものを・・・と人のチカラとうのはもの凄いです。それにしてもあそこでどんなイベントを完成後やるのだろうか・・・。

県道32から国道439を西へ。剣山をまずは目指すことになります。厳しい峠道とうわけではないのですが、意外と距離がのびず、剣山の山頂そばにある見ノ越PAに到着したころには、4時半を過ぎていました(写真4)。ここから厳しい峠を下山し、なおかつ徳島かーと思うと、やはり予定を立てて宿を取り、ツーリングをするというのは難しいなーと痛感します。いつも行き当たりばったりなツーリングばっかだったもんで。

どの道進まねばならないわけで、団子を食べて下山。時間もさることながら、山の上の方ということで、気温もかなり低いようで結構冷え冷えしてました。国道438の剣山ドライブウェイは、ものすごいグニャグニャ道。ワタシの苦手とする道です。走れど走れど、なかなか進みませんねー、こういう道は。とにかく陽が完全に落ちきってしまうまでには、確実に下山せねばと先を急ぎます。

下山にメドが立ち、道が坂ではなく平らな雰囲気になり一安心。国道438は貞光川沿いに走る道なわけですが、景色ものどかでなだらか。子供の日が近いということもあり、道中鯉のぼりがたくさん飾られている場所がありました(写真5)


夕方6時すぎには吉野川沿いに走る国道192に入り、後はひたすら徳島へ。途中で晩飯食いに寄ったお店のエアコンが異常なほど寒く、その中地元の人は半袖。ワタシと彼女はウェアーを羽織る、このギャップは!?
風邪引きましたよ、ほんと。
というわけで、タンデム初日は無事に終了。
彼女の参加により、観光色が強まった気が我ながらします。普段は行きたいところに立ち寄ると、すすっと次に向かうことが多かったわけで、一カ所で長時間とどまったりするのはワタシのソロツーリングだとあまりなケース。そういう意味でも新鮮で楽しい1日となりました。

<5月3日の走行距離・・・247キロ>

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