ツーリングレポート北海道篇 第8回


 8月15日の出来事

タンデムスタートお疲れな1日
千歳から芽室まで。ちとノンビリな1日となりました。


滝上公園内の滝上発電所

主なルート(左上地図の青ラインが今回ご紹介のルートです)
千歳の宿→(国道337)→(道道226)→(道道462)→(国道274)→メロンのパーキング→(国道274)→滝上公園→(国道274)→道の駅・樹海ロード日高→(国道274)→ドライブイン古茂里→(国道274)→(道道209)→日勝峠展望台→(国道274)→(国道38)→芽室の宿

7時に起床。7時・・・通常では十分早いくらいの時間だけども、北海道に来てからのことを考えるとかなり遅い起床となりました。久々の布団はやはり心地良くぐっすり眠ってしまったよう。
ちなみに夜中だか朝方だかトイレに起きたのですが、ひょっとしたらその時間がいつも起きていた5時とか前後だったかもしれません。
ちなみに普段からイビキがひどくて評判の悪いワタシなわけですが、彼女曰く、昨夜はいつも以上にひどかったということで、我ながらかなりお疲れだったみたいです。
朝飯はホテルで用意されたバイキング形式。これだけまともに朝飯食ったのも久々。

さて出発する頃には時間も9時。ちょっと遅くなってしまったかもしれませんが、タンデムでのルートに関しては極力無理ない距離でと計画を練った上に、想像以上に北海道では走行距離が伸ばせることもありそんなに心配はないでしょう。
千歳の市内では当然交通量も多くなおかつ暑い。時間が遅いこともあるのですが、やはり道東やら道北やらなどとは少しばかり気候が違うよう。暑さの質も少し蒸す感じがします。市内を抜けると道も快適になり、北海道らしい楽しい道となって参りました。

国道274に入り少し走ると間もなく夕張市に入る場所とあってか、道中「夕張メロン」を直売している場所がたくさん出てきました。その一つになるのか、パーキングと併設されている直売所へ立ち寄ることに。
ここではカットメロンを食べてみる。んまい!!さすが夕張メロン!!少し甘みが弱いような感じもしたのですが、ワタシは元々あまーいよりも酸味があるような果物が好きだったり、なおかつ柔らかいよりも硬めのものが好きだったりと、ワタシにとっては絶妙なメロンだったりしたわけです。ここではお世話になった会社の上司宛にメロンを2個ほど購入し送ってもらうことにしました。っつーても3000円。安い!
後日上司からは「あんまし甘くなかったな」と容赦のない感想をいただきましたが、まあ良しとしましょう。

メロンに舌鼓を打った後、その少し先にある滝上公園へ。マイナーな観光スポットなのか人気がなく非常に静か。ここには滝上発電所という何ともノスタルジックな建物が建っております。そのただずまいは何ともいい雰囲気です。公園内には吊り橋があり、そこから見える川の景色は巨大岩やらささやかな滝やらと、のんびりするには良い場所です。個人的は好きです、こういうところ。



滝上発電所(上)。窓から誰か覗いてそうです・・・
滝上公園から見える川の風景(下)

次の休憩場所を道の駅・樹海ロード日高に決めて前進。少しずつ暑かったのも和らいで来て、涼しい心地よさを感じながら1時間ほど走ると目的地に到着。
この道の駅、凄まじい人・人・人。車もバイクもたくさん停まっており大混雑。うーむ、人の多い道の駅は好きではないです。時間も12時とちょうど昼時。どこかで昼飯をと思ったのですが0円マップを見たところ、この道の駅の先に「ドライブイン古茂里」という店が紹介されている。せっかくなんでそこに行くことにし、ここでは「ラ・フランス・ソフト」を食べてみた。んまい!!濃厚!!よく考えると北海道へ来てソフトクリームは一度も食べてなかったか!?
そんなわけで昼飯を求めて進んでみる。0円マップだと道の駅のすぐ側にお店があると思われていたのですが、なかなか出てこない。ひょっとしたら見逃してしまったのではと心配していたところで登場。「ドライブイン古茂里」。さきほどの道の駅で昼ご飯を皆様済ますのか、こちらの店はそんなに混んでなくワタシとしてはありがたい。お店としてはしんどいかもしれませんが。
「エビカツの柳川風」を注文。で、でかい!!!びっくりしてるとお店の人も笑顔で「がんばってねー」と。先ほどソフトクリームを食べてしまったこともあり、このでかさはちと厳しい。無念にも少しばかり残してしまいました。彼女は別のモノを食べたわけですが、食後にウトウト。彼女としてみれば朝から仕事して夕方終わって、すぐ羽田空港行って、千歳に着いて、一人宿へ来て、とかなり無理を言って来てもらっており、ヘロヘロで当然といえば当然なわけで・・・。


エビカツの柳川風。たばこは100ミリサイズっす。

のんびり休憩して14時頃出発。日勝峠の展望台へ向かいます。ここから先がいわゆる「樹海ロード」と言われる道になりますか。オススメの道だけあって、緑に囲まれた道は快適で気持ちが良いです。中でも序盤に出てきた覆道はとてもよかった。緑に塗られた柱と柱から見える木々やら小川やらの景色は涼やかで心地よいです。写真を撮っておきたいとも思いましたが交通量が多いのです、この道。バイクを停める場所もなく残念。

樹海ロードを進んで行くと少しずつ標高が上がってくることもあり気温が下がってきますが、それも涼しい程度。峠だというのに自転車こいでがんばってる若者もたくさんおります。あんな根性ワタシにはないっす。
そして展望台に到着する頃、天気が下っているようで空が暗い。それでも十勝平野は想像以上に良く観ることでき、雲はワタシと同じ目線の高さにあるという、何とも不思議な感じがします。

日勝峠から十勝平野を望むのです。空が暗い・・・

峠を後にしようとした矢先、ポツポツと雨が。それも粒がでかい。にわか雨かとも思ったりもしましたが念のためカッパ着用。すぐに止んだら悲劇でしたが、無事にその後も降り続き、カッパ着用に後悔することなく先へ進みます。雨は降っても寒さがないのがありがたい。以前の北海道では雨降ってめちゃくちゃ寒かったですから。
国道274を進み、高度も下がってきた辺りで国道38にぶつかり、時間もまだあるので左に曲がって狩勝峠に行ってから宿のある芽室に向かうことも考えましたが、雨も降り続き、峠の上からの景色もあまり期待できない上に、やはり彼女の体調も少しばかり心配なので今日は早めに宿に行くことに。ということで右折して国道38を芽室方面へ。

16時過ぎには宿に到着。余計なモノがなーんもないこざっぱりしたホテル。夕方まで一眠り。そして晩飯を食べに帯広へ行くことに。帯広といえば「豚丼」が有名。豚丼・・・前回来たときにどこでかは忘れてしまいましたが普通に豚丼食べたのです。うまかったのをすごく覚えていて、今回も帯広では是非豚丼を!と思っておりました。せっかくなんで、0円マップで紹介されている店に行ってみようとチェック。場所やら営業時間やらを確認すべく直接お店に電話してみる。
ワタシ「今日は営業してますか?」
お店のおっちゃん「やってるよー」
ワタシ「営業時間って何時までなんですかね?」
お店のおっちゃん「お客がいれば9時半くらいまでやってるよー」
ということで田舎にありがちなやたらと閉店が早いということはないようなのでまずは一安心。そして次は場所を確認。
ワタシ「ちなみに場所なんですが・・・」
お店のおっちゃん「場所はここだよー」
ワタシ「・・・ここ!?」
おっちゃん「ここ」って言ったでぇ。
ワタシ「いや、だから、その・・・」
こんな陽気なおっちゃんのいる店へ。ちなみに教わった場所すら間違ってましたけどもね。
ちなみに店内では「何名ですか?」と聞かれ、「2名」ですというと「おっ、20人だね」とお茶目なお返事。

さて肝心の豚丼。味は個々に感想があると思いますが、少しばかり甘口かなーと。以前食べた味とは少し違うような感じもしましたが美味しくいただきました。


豚丼でっす。

食後の道中は日も完全に落ち、メッシュのジャケットでは寒いくらい。帯広は都会です。まだ明かりもたくさん。若干鼻タレの夜となりましたが、念のため薬を飲んで翌日に備えつつ就寝。こんな感じでタンデム初日は終了したのであります。
ワタシはワタシで、どうやら慣れないキャンプ生活、結構疲れ溜まっていたようです。彼女は彼女で強行軍にて北海道参戦。ということで距離的にもノンビリな1日となりました。

<8月15日の走行距離・・・216キロ>


日勝峠にて。

BEFORE