7時前に起床し、ホテルで用意されたバイキング形式の朝飯を食べ、8時半に出発。今日は結構楽しみなポイントが盛りだくさんなのです。
まずはナイタイ高原牧場へ。国道38から北上すべく国道241に入りそしてナイタイ高原へ向かう道道806を走ります。この806、いいです、とても。周囲が牧場のような景色で見晴らしが良く走っていてとても楽しい。ただ少しばかり冷えました。高原の手前に道産子が放されていたエリアが。これがまたでかい!黒王か、この子たちは!ラオウはどこだ!?とにかくすべてが豪快。小便も豪快!「ちょろちょろ・・・」ではなく「ジョボジョボーーー!」という表現が合っているかと。腹周りや太股の浮き出た血管が凄まじい。死にますね、蹴られたら。確実に。
たくましい子たち。
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巨大な馬を眺めた後少し走ると10時くらいに高原に到着。少しばかり雲の多い天気ながら、十勝平野が遠くに望むことができました。レストハウスで食べたソフトクリームも北海道なら当然のように、いつも通りの濃厚さ。そしてサイズもビッグ。うまい!
レストハウスで次に行こうと思っていた「タウシュベツ橋」の情報を得る。 何だか案内の資料のようなモノが置いてありました。この橋は昔利用されいた線路の橋ということで、今は利用されておらず、タウシュベツ橋に関しては、冬場はダムの底に沈んでしまう、そんな橋なのだそうです。そしてそこにたどり着くために避けて通れないのがダート。砂利道です。嫌いです。距離はおよそ4キロ。どうしたものかと悩んでおりましたが是非みたい。そんなわけで、現地の砂利の様子を確認してから行く・行かないを決めることにして、1時間ほどノンビリしたナイタイ高原を出発。

高原からの景色です。ちょっと雲が多い?
高原から世界の都市はこんだけ離れてます。 |
再び国道273へ戻り北上。本日のメインルートとなる国道273は大変素敵な道でした。両サイドはたくさんの木々に囲まれ、交通量も少ないので快適!
糠平湖についた辺りで「糠平展望台」なる看板がありちょっとばかり寄り道してみることに。これが想像以上に良いポイント。糠平大橋の全形と糠平ダムを見ることができました。ちなみに彼女は「ダムフェチ」なので大喜びです。
糠平大橋と糠平ダムです。両方とも立派ですよ。
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今みた糠平大橋を渡り、タウシュベツ橋の入り口となるダート(糠平三股林道)を前にして、行くことを決定。ダートの内容云々よりも、やはりここまで来て引き下がるわけには参りません。見たいです、やっぱし。わだちのある部分はそれに沿って、ない部分は少しやっかいながらちょっとずつ、20キロやら30キロの速度で進んで行きます。よく理由はわからないながら、途中で頓挫していた4台くらいの集団はなんだったのだろう・・・と思いながらも無事に到着。当然整備された駐車場なんてものもあるわけはないので、数台のバイクやら車が停まっている側に駐車。そこからは木に囲まれた、少しばかりぬかるんだ暗い道を湖畔へ向けて徒歩にて行きます。それを抜けると目の前に糠平湖が広がり、左へ視線を向けるとありました!タウシュベツ橋!風が強い中、もの悲しくたたずんだ橋は見事なまでに周囲の雰囲気と調和しておりました。
毎年湖の底に沈む橋は、コンクリート内の鉄骨が一部むき出しになり、橋の真ん中辺りは崩れてしまっている部分も。確実に風化が進んでいるようです。いつかは崩れ落ちてしまうのでしょうか。
タウシュベツ橋です。風情あります。
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再び糠平三股林道を走り国道に戻ると、次に向かうは三国峠。ここも行きたかったのですよ。以前「倍倶人」で北海道特集をやっていた際に写真に出ていた橋の景色。あれを是非生で見たい!ということで。
国道273をさらに北上。少しずつ標高が上がっていき、樹海が眼下に広がって参ります。そして見えました!上から見下ろす樹海と橋の景色(メイン写真です)。うーーむ、すごい!絶景です。樹海を見下ろし「犬の毛みたい」と表現したのは彼女だったりするわけですが、確かに何だかフワフワした感じがします。ここから飛び込んだらしっかり受け止めてもらえそうな、そんな感じです。

峠から見下ろす樹海の景色です。
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時間も14時くらいになっていたので、峠のPAで遅い昼食を食べて、一休みした後層雲峡に向かって走ります。いわゆる岩のある風景。ワタシは「岩」って好きなんです。何か大きい岩って迫力あるし、それが絶壁になっていると覆われそうな感じしませんか。何よりも神秘的な感じもしたりするんですよね。だから好きなのです。
これまで走って来た北海道。確かに海も山も何もかも、ほんときれいなところばかり。ところが「岩」のある風景があまりないような感じがしました。そういうこともあり、層雲峡には行きたいと思っていたわけです。
もう本日はお馴染みとなった国道273を再び走り、大雪湖を眺めながら進んだ先に層雲峡。中でもメインとなるのは「流星の滝・銀河の滝」ということになるのでしょうか。この滝は二つが並んでおり、「双望台」という展望台から見ることができます。わざわざ登らなくても十分見上げた眺めもいいもんなんですが、せっかくなんで登って見ることに。
片道20分とかかれた急な階段を少しずつ、少しずつ上がっていくわけですが、ワタシは毎朝通勤の際、8階にあるオフィスまで階段で上がっております。それも一段飛ばし!そのせいか、階段に対しては意外と強いのです。涼しい中であっても、やはり過酷な階段登り。いい汗かきます、ほんとに。そして歩くこと約20分。無事に展望台に到着。

層雲峡の流星の滝と銀河の滝。・・・どっちがどっただったろうか
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がんばって登った甲斐あって、展望台から見える二つの滝は見事なものです。センターの岩は「不動岩(だったかな)」。好きなんですよー、こういう岩。迫力ありますぜ。こんなふうに登って見られる良い景色があると、登山をする人の気持ちも何となくわかる気もします。くたくたになって頂上だかに着いて、涼しい風を浴びながらみる景色って、そりゃもういいもんでしょうね。と思いつつも、ワタシは登山はどーも興味が湧かないんですな。
ちなみにここのパーキングでは数台ライダーをみかけましたが、展望台に上がってきた人は皆無。あまり一カ所で時間を使いたくないのかな。ワタシもソロで走っていたら登ってまで見ようとは思ってないかもしれんです。この辺はタンデム効果ということになりますか。なおかつ、一人のギャルに至っては、展望台の入り口にある「展望台からの眺め」のパネルを携帯の写真で撮ってました。そんな手抜きしなくても・・・。
本日の観光スポットを終え、後は一路宿に向かいます。時間も16時30分。非常によいペースでの1日となりました。
本日お世話になった国道273から国道39に入り、旭川を目指すに辺り、ショートカットということで「旭川紋別自動車道」を利用。愛山上川ICから愛別ICの1区間。まあ無料ですから。
旭川に近づくにつれ、交通量も増えて来て、少しずつ日も傾いてきますが、夕陽を浴びた山肌が赤らんで非常に美しい。市内は非常に都会。24時間のネットカフェなんかもあったりします。信号もやたらと多い。思うように先に進めない中18時30に宿到着。それにしても宿が決まっているというのはありがたいもんです。心に余裕を持って過ごせますな。逆にルート作りに失敗すると、慌てて行かねばならなくなりますが・・・四国ツーリングのレポートなぞを参照していただければ、その辺の様子も書かれているかと。
宿にて一休みして20時過ぎに近くのお寿司屋さんへ。特上が1,600円と安い!ワタシは回ってない寿司を食べるの10年ぶり。何を隠そう最初で最後のカウンター寿司は10年前の北海道・小樽だったりするわけです。それ以来ということで。卵・マグロ・ホタテ・貝・甘エビ・ウニ・イクラ・スジコ・巻物などなど。1環ずつながらネタも大きくボリューム満点。大満足!幸せです。
本日はほーんとに盛りだくさん。それに尽きる1日でした。
<8月16日の走行距離・・・271キロ>
ナイタイ高原牧場にて
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