ツーリングレポート北海道篇 第3回 |
最北端着 〜すごいんですよ!〜
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目が覚めて時計を見るとまだ朝の4時半。
まずは最北端・宗谷岬を目指して国道238を海沿いに走ります。道中レッドバロンのバイクステーションへ立ち寄り、記念Tシャツをいただきました。まだ朝早かったので、もらえるだろうかとも思ってましたが、いただきです。まあ日常で着るのは抵抗あるプリントですが、記念ですから。バイクステーションは、以前九州ツーリングをした際には結構お世話になりました。えらい快適だったもんで、そこを根城にいろいろ回ったりもしたもんです。当時はまだ知名度も低く、1000円で泊まれたのですが、今は2000円。高くなってしまいました。
ツーリングマップルを見たところ、宗谷岬の手前に「宗谷丘陵」という場所がオススメスポットとなっており、せっかくなんでここに立ち寄ってから行こうと岬の先端手前で右折、道道889へ。そして・・・宗谷丘陵!すごいんですよ、ここは。ワタシはもちろん10年前、ごく当たり前のようにこの場をスルーしたわけですが、なんてもったいないことをしていたのだろうかと、つくづく当時のワタシに文句たれました。なんといいますか、景色を眺めて思ったのは「ラピュタみたいだなー」。何かパズーとかどっかで鳩とか飛ばしてラッパ吹いてそうな、そんな世界でした。なだらかな丘陵を雲が陰を作っているこの陰影といいますか、それがまた広大な感じを醸し出しており・・・もううまくいえないです。
さすがのワタシも宗谷岬は前回の記憶が残っており、何となく懐かしい気持ちになりました。そしてここはバイクがいっぱい。観光客もいっぱい。まあ日本の一番北ですから。皆様順番に、最北端のモニュメントの前で記念撮影をしており、もちろんワタシも。お土産屋さんでステッカーなどを買いつつ、さてそろそろ出発しようかなーと思っていると、ワタシの「春日部」というナンバーが気になったライダーの方(ZZR1100)が声をかけてくれました。めちゃくちゃワタシと地元の人。バイクを5台所有しているという何とも羨ましい人でした。今日は帯広まで走り、最後は札幌で友人とどんちゃん騒いで帰るという。ちなみに前日はワタシと同じ稚内森林公園でテント張ってたらしいです。なおかつ昨日納沙布岬でみかけた方もチラホラ。北海道走ってると、同じ人良く見るんですよね。 ホクレンの旗ではない黄色の旗をネットに刺して走っているバイクをよくみかけたのですが、最北端の旗だということで謎がとけました。確か10年前来たときは水色だったかな?? |
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さて、ライダーの方々ならご存じの方も多いかと思われますが、岬の側のガソリンスタンドで給油すると証明書がもらえます。また、ホクレンで給油すると最北端の印のついた旗をもらえます。どちらで入れようかと悩んだのですが、まあ旗はあるから証明書をもらおうかな、ということで出光へ。前回はこういう細かいイベントチックなことは何も知らず、後で知り合った人に聞いて「しまったなー」とよく後悔したりもしました。それに比べれば周到な情報収集のもと、ツーリングは展開しているのでした。 昨夜ワタシは風呂に入ってないわけです。 ということで、結構汗かいているは、海沿い走れば潮風に当たるはで、確実に汚くなってきており、風呂願望が高まってきました。ツーリングマップルやら0円マップやらをにらみつつ、近くにどこかよいところはと探してみると国道238の道沿いに「さるふつ公園」という道の駅があり、そこには風呂が、ということで目的地は決まりました。 もう陽もしっかりと出ており、暑いくらいの中、国道238をひたすら走り10時前にさるふつ公園に到着。ここはキャンプ場もあり、非常に広く、テントを張る場所としてはえらく快適そうな道の駅でした。 早速敷地内の風呂へ。 時間が早かったこともあるせいか、一番風呂でなおかつ一人。結構贅沢だ、これは!と感激しつつ温泉を堪能。しばらくしてると一人の老人が入ってきて、話を聞くと埼玉県の鴻巣で終戦を迎えたそうで。生々しくも壮絶な話でした。空襲とかも体験したとか。 ワタシが出るとちょうど家族連れなども入ってきたりして、タイミングよかったなーと思いつつ、いやいやさっぱり。できることならやはり風呂にはその日の終わりには入っておきたいもんです。 次に向かうはクッチャロ湖。国道238を海沿いから少し陸側に折れ、何も考えずにひたすら走っていると再び海沿いに。あまりにも快適なもんで、うーむ、まだ着かない?と思いつつも、信号ないわ、停まるきっかけもなく走り続けていたわけですが、どーもおかしい。途中で浜頓別の市街を抜けたわけですが、クッチャロ湖レベルなら案内看板くらいは当然出ているだろうと走っていたのが間違いでした(見逃しただけかも)。気付くと10キロ近くオーバーしており、停まるきっかけを与えてくれたのは、下の写真でした。何だありゃ?と。
場所を確認し浜頓別に戻りクッチャロ湖へ。
さて、ここいらでワタシには迫られた選択がありました。
少しばかり待ち時間がありましたが、すごいのが出てきました。写真では見ていたわけですが、うーむ、ボリューム満点だ。チャリダーメンはさらに上を行くという。ありえない量です。食べきれるか心配でしたが無事完食。ちなみにこのお店ではライダーさんは記念撮影してもらえます。なおかつ帰り際、店の隅でもだえ苦しみつつラーメンと闘ってる若者がいたので、店員さんに話しを聞いたところ「もう1時間以上チャリダーメンDXを食べてる」ということでした。若いってすばらしいっす。
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