4時50分に起床、といいますか日々勝手に目が覚める。早寝早起き、健康的な毎日です。
昨日と同じようにシリアルとコーヒー、コーンスープで朝食を済ませ早々に出発準備。今日の目標は昨日よりも早く荷物を片す!・・・ということで出発は7時過ぎ。昨日よりは格段にスピードアップしたことに喜びを感じつつ、V-MAXのお兄さんに別れを告げスタート。
最初の目的地はサロマ湖。ということで国道273を走り海沿いに出て、国道238に突入。サロマ湖へ行く手前にコムケ湖という湖があり、相変わらずツーリングマップルのオススメスポットということでそこへ立ち寄るべく走る。道中紋別のセブン・イレブンでキャンプで出たゴミを捨てる。しかしワタシは全然知りませんでしたが、最近はキャンプ場も道の駅もゴミ持ち帰りのところが多いらしいですね。ゴミ用にビニール袋を大切にしなければなりません。
さて、気を取り直して前進・・・していると2台のバイクが走っているのが前方に見えた。速度はかなり抑えめなわけで普通に追いつく・・・え!!格好がおかしいぞ、この人たち。男性はタキシード(かな?)、女性は白いドレスに白いブーツ。な、なんだこの人たちは。何かのイベントでもこの辺であるんだろうか!?理解できないまま彼らの後を走ってみる。途中で左折して(紋別港の辺りだったろうか)行ってしまいました。不思議なことがあるもんです。さて後日談。先日「ジパングツーリング」だか「ツーリングGOGO」だか忘れてしまいましたが、まさにこの人たちじゃねーか??という方の写真載ってました。結婚式の式場にバイクで向かうだかなんだか、そんな内容の記事だったと思うのですが・・・。曖昧なんで全然関係ないかもしれませんが。
コムケ湖は正直いまいちでした。キャンプには良さそう(こんな感想多いです)。キャンプ場にはテントがいくつも張ってありましたが、国道238からコムケ湖に向かう道は全然人気なし、ということで、三脚使って自作自演をしてみました。

自作自演さ!格好いい写真はなかなか撮れんですな。
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コムケ湖を後にして再度国道238でサロマ湖へ向かいます。「向かいます」って言ってもサロマ湖はでかすぎなんで、上から眺めるべく展望台へ。ちなみに展望台へ行くためにはダートを走る必要があります。そんなきついダートではありませんが、やはりジャリ道。慎重に慎重に、時間をかけて上まで登ってみる。他には登山という方法もあるようです。
さてサロマ湖展望台は前回も来ました。はっきりと覚えています。当時泊まったライダーハウスで知り合った人々と5,6人で一緒に行きました。ただあの時はすごく展望台までのダートがきつかったような感じがしました。ワタシの運転技術は今も大したことはありませんが、当時は今以上に未熟だった上に、ゼファーではパワーが不足していたんだろうか。上まであがったとき「こんなもんだったか」と拍子抜け。
展望台には一家族が最初に来てましたが早々にいなくなり、静かな中をボケーっと湖見てました。でかいっすねー、サロマ湖。坂道は下りの方が怖いです。ということで、行きよりも更に慎重に下り、間もなくダート終了・・・というところでオフ車がもの凄い勢いでダートを走ってすれ違って行きました。オフ車の力ってすごいですな。
サロマ湖展望台からの眺め
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その後道の駅・サロマ湖へ立ち寄り一休み。今日はこの後どうしようかツーリングマップルをにらみつつ、昨日マウントピンネでもらったおやつを食らいながら考えているとV-MAXのお兄さんが。簡単に追いつかれました。ワタシのルートはというと、知床へ行くに辺り能取岬へ寄ってから行こうということで決定。
国道238を走りサロマ湖沿いを走るべく、一度道道442へ逸れてみる。道の左側にサロマ湖が広がるわけですが「いやー、海はいいなー」と大きな勘違い。いやいやこれは湖だ。ということで再び国道238へ戻り能取湖を眺めつつ岬へ向かう道道76に入ります。この道はツーリングマップル曰く道中ダートが部分的に残っているということ。確かにダートあり。それも結構急にダート化するのです。舗装部分をスピード出してると危険な感じします。
道道76から岬へ向かう道は常にのどか。
能取岬へ向かう道道76。
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能取岬です。
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能取岬ではアメリカンのおじさんに声をかけらたわけですが、暑い・暑いとかなり堪えてたようです。岬は駐車場から突端まで行くと結構歩く。特に岬をぐるりと回ると大変だぞ、というアドバイスをいただく。疲れるのはイヤなので、まっすぐに岬の先を目指して歩いてみる。かなり暑いので、汗ダラダラ。でも風が気持ち良いです。
そろそろ昼メシのことでも考えてみようかと、いつものようにツーリングマップルと0円マップを見る。網走市街を抜けた先に「きたはま」という駅があり、そこでは駅内に喫茶・停車場というお店があるらしい。たまにはこんなのもいいかな、ということで能取岬を出発。
道道76で網走市街に入り、久々に「街」の雰囲気を感じつつ、国道244に入り海沿いを走ること数キロ。「停車場」発見。情緒ある雰囲気が漂うノスタルジックでナイスな喫茶店でした。駅の構内には写真やら何やらが壁一面に貼られており非常に賑やか。そして駅なわけですから構内を抜けるとホーム、そして線路。なおかつすぐ向こうには海。こういうシチュエーションはなかなか見られませんな。電車は生きてる?その辺よくわからんまま店内へ。普通にランチを食べて、のんびりコーヒーなぞを飲みつつ時を過ごす。こんなのもいいもんです。エアコン涼しいし。記念撮影だけして去っていくライダーもチラホラ。
喫茶停車場。喫茶であり駅でもある。不思議な感じですよ。
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十分体も癒えたところでいざ知床へ向けて出発。
国道244を走り斜里町で国道344に。ワタシが知床に行きたかったのは「知床横断道路を走りたい!」ということが一番の理由だったりします。ウトロの手前ではオシンコシンの滝という知床八景(多分8つだったと・・・)のひとつに立ち寄りました。この辺りに来るとかなり人も車も多い。もちろんバイクも。

オシンコシンの滝。暑い日に水の風景は涼しげでいいですね。
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宇登呂の港を見下ろすのです。
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宇登呂港=知床岬の繁華街、という感じになるんでしょうか。車だらけです。人だらけです。やはり世界遺産に登録されたというのも影響しているんでしょうか。それとも例年こんなもんなんでしょうか。とにかく盛況です。海鮮を唄った食堂とかもたくさんあり、すんごく寄りたかったのですが、お腹空いてないし、ということで雑踏の中、宇登呂はスルー。時間があれば、丸1日知床半島を味わうというのもいいもんでしょうね。
港を過ぎると少し坂を上がって行くこの国道334。眼下に広がる港が良い感じでした。もう少し先に行くと有名な「カムイワッカ湯の滝」へ行くバスが出てる施設があります。
そこはもう混雑です。バイクもたくさん停まってます。車も駐車場に入るために列をなしてる状態。うーむ、すごい人気だ。先日お話した通り、温泉にはとんと興味のないワタシ。もちろんスルーです!いいのか、これで?いや、いいんです。縁があればまた来るだろうさ。
そして知床横断道路に突入。カムイワッカの施設を過ぎると交通量も結構減り、非常に走りやすくなったわけですが、さすがに緩やかな道だと、めちゃくちゃ飛ばしてるバイクは飛ばしてる。ワタシはノンビリ。正面には羅臼岳が時折顔を出します。どこかにこの山を撮る場所は・・・と走っていると、道中に一時停車場が。すげーなーと写真を撮り、走り出したところで鹿が登場。北海道らしいなーとやや感激。
知床横断道路から眺める羅臼岳。迫力あります。
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これだけの青空をもってしても、知床峠まで上がるとなんと霧・霧・霧。なーんも周りが見えません。自然というのは不思議です。移動に上下が絡むとホントにこういうことって良くあります。いきなり霧が出たり晴れたり。この何も見えない状況をぼやく人もチラホラ。ツーリングマップル曰く、ここからは羅臼岳が目前に見え、国後島も眺められるらしい。羅臼岳は間近で見たかったですね。

知床峠は霧模様。
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峠を下って行くと宇登呂の逆。つまり羅臼です。羅臼というと「北の国から」を思い出す方もたくさんいるのではないでしょうか。もちろんワタシもその一人。国道も334から335に変わります。羅臼漁港の側にある道の駅・知床・らうすに行ってみることに。そこでは北の国からのロケ地マップがもらえます。見てみたが、やはり富良野ほどの威力を感じない。まあシリーズ最後で使われた場所ですから。やはり「北の国から」となると富良野ですな。この道の駅では少しばかりおみやげなぞを眺めてみた。お世話になっている会社の方に海鮮を送ろうと考えていたのです。しかしカニって結構高い。3,000円でサケが売ってましたが、いきなり1本サケ送られても困惑するか・・・といろいろ物色しつつも何も買わずに終了。試食はしっかりしましたけどね。おいしゅうございました。羅臼では、せっかくなんで「北の国から」のロケで利用された(?)「純の番屋」だけ寄ってみました。中では普通にお店やってるわけですが、ザワザワとみんな外から記念撮影だけして去っていきます。商売あがったりだね、こりゃ。ワタシもあがったりな原因の一人として、写真だけ撮ってさらばです。
さてそろそろ今日のキャンプ場について考えねばならない時間です。ワタシとしてはこの先野付半島のトドワラを見に行きたいというのがあり、そうなると別海町に向けて海沿いに走って行くことになります。それをたどってツーリングマップルを見ていると、別海町の手前、標津町に「ポー川史跡自然公園」という場所があり、テントマークが。どれくらいの時間で着くかもいまいちはっきりしないので、まずはそこを目指して走ることに。
羅臼の街は人気もなく寂しげで哀愁漂う感じです。そんな中を国道335を海沿いに走り南下。暗くなるまでに野付半島行って帰って来られるか、結構微妙な時間になって標津町に到着。少し陽は傾きつつありますが、まだ大丈夫かな、ということでトドワラを見に道道950へ。道の両側が何とも寂れた雰囲気。人が住んでいるのかよくわからん建物がぽつりぽつり。船がぽつりぽつり。その向こうは海。味があります。少しだけ風が冷たい中をひたすらトドワラのある半島の先端を走って行きます。もう夕方5時を過ぎた頃、トドワラPAに到着。しかしまだ道がある、ということで更に先まで行ってみる。数キロ進むとさすがに終了。これ以上は先に行けません。仕方ないので戻ってトドワラPAへ。遊歩道があるのですが、往復で30分くらいかかるという。暗くなってから走るのがイヤなワタシは、どうしたものかと考えましたがここまで来て帰るのはありえない。いざトドワラ目指して遊歩道を早歩き。すれ違う人はそこそこいますが、遠くトドワラの辺りにはもうほとんど人はいません。
人気のないトドワラを、木で組まれた遊歩道上を歩いて行くと少しずつ日が傾いてきました。夕陽を浴びたトドワラは幻想的でナイスです、と同時に寂しい場所感覚倍増。人気もないし。時間的にもワタシが最後の客だろうか。でも夕方に来られたのは幸いだったような気もします。

トド松がポツリ・ポツリ。味のある景色です。
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トドワラPAへ戻った時にはもう駐車してる車2,3台。汗もだいぶかきましたが、風が強くてやや冷たい。ウェアーのインナーを装着。さて戻って本日のキャンプ場に行かねばなりません。それにしても雲が厚い。ひょっとして雨でも降るだろうかと心配になるくらい。暗くなるのはイヤなので、走る速度も自然と上がっていく。結局雨に降られることはありませんでしたが、戻るのに思った以上に時間がかかり、ポー川自然史跡公園に着いた時にはもう暗くなっていました。18時30くらいに到着。受付を済ませたところ、ここは奥の方に本来のキャンプ場があるのですが、最近クマが出るということで、国道側の芝生を現在はキャンプ場として解放しているということ。風呂のありかも聞いてみた。
「信号を4つ行ったところに国民宿舎があって、そこで入れますよ」
「時間はどれくらいでしょうか?」
「 20分ほどかな」
信号4つで20分。さすが北海道だ。
早々にテントを張り風呂へ。国民宿舎に到着すると、2台のオフ車がでっかい荷物を背中に背負ってやってきました。カップルで北海道を走っているようで、彼らも風呂を求めてここに来たみたい。バイクには「RENTAL」のステッカー。レンタルバイクで北海道を回っているのだろうか。こんな方法で回るのもありだなーと。確かに自分の愛車で来たいとも思いますが、北海道の上陸も身軽だし、普段乗らない種類のバイクでというのも面白いかもしれない。そんなことを思いつつも、やはりワタシは愛車と共にツーリングをしたいですかね。
それにしてもこんな遅くまで走るんだなー。これからまだ大分走るのだろうか。ワタシは夜走りは避けたい人なのですが、実際遅くまで走っている人結構いるみたいです。やはりそんな気軽に来られる場所じゃないし、いろんなところを回りたいと思えばどうしても時間が遅くなるのも仕方ないことです。
さてここの風呂、めちゃくちゃ熱い!!ちなみにワタシは湯船に浸かることができませんでした。足までです。
キャンプ場に戻る際にセイコーマートに寄って、翌朝食べようとフルーツヨーグルトやら安いパンを買って帰宅。さて、今日の晩ご飯は・・・
・マカロニ
・コーンスープ
・コーヒー
以上です。
前回のサラスパの教訓を生かし、マカロニは約100グラム。そこにスパゲティーの元を投入して味付け。お湯も今回はしっかりと沸かしてから作ったこともあり、昨夜のサラスパよりは断然食えました。それでも飽きますね、マカロニ食い続けるっていうのは。
ちなみにこのキャンプ場も昨日に続きあまり人気がないのか家族が遠くに2組。後は遅くにカップルが1組追加。静かです、非常に。ただ国道沿いの施設ということもあり、車の走る音は聞こえてきます。
今日は結構走っただろうか。盛りだくさんな感じします。そんなわけでおやすみなさい。
<8月12日の走行距離・・・422キロ>
海の上に遊歩道。
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